テクノロジーの転換期と 女性のキャリア 〜頭と心と体を考える〜

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イベント概要

女性がより活躍するために、
頭(キャリア)と心(家族・結婚)、カラダ(健康と女性のカラダ)について
女性男性、双方でディスカッションするイベントが開催されました。

とても夏らしく暑い日となりましたが

約40名、お子様づれの方も複数ご参加いただけました。

WITIらしく、パネルディスカッション1は、女性のパネリストに男性のファシリテーター。パネルディスカッション2は男性のパネリストに女性のファシリテーターという構成となっています。様々な切り口でディスカッションがされ、とても盛り上がりました。

■パネルディスカッション1「頭」(キャリア)

最初のパネルディスカッションでは、企業内で活躍する「キャリアリスト」たちがライフラインチャートを用いてリアルな転職経験や会社内でのできごと、キャリアの軌跡についてお話しいただきました。

【登壇者】

日本IBM デジタルコンテンツマーケティング 部長
・山口 有希子氏
株式会社Waris 代表取締役共同創業者 国家資格キャリアコンサルタント
・田中 美和氏
株式会社エニタイムズ 代表取締役社長 Founder, CEO
・角田 千佳氏
(ファシリテーター)
株式会社LiB 取締役COO
・佐藤 洋介氏

 

幸せと働くは両立する

「幸せと働くは両立する。ただ、働くことは手段ではなく目的になってしまうとそれが崩れてきてしまう」
「おもしろいデータがある。フリーランスで幸せな方は、どういう方なのか?を調査した。報酬の高低・稼働時間はあまり関係がなかった。関連があったのは、今の自分がなりたかった自分かどうか?ということに関連が高かった。」
「海外で酸素マスクはまず自分からつけましょうと言われた。女性は周りを見て、比較したり空気を読んで遠慮したり
してしまう人が多いけれども、まずは自分が幸せになることを考えるのが大切だと思う。」

「自分で自分が心地いい環境を作り、そこに自分を持っていってあげることが重要では?」

「幸せの考えかたとして、今がどうかというのはあまり関係がない。キャリアを考えたときに今ではなく数年後がポジティブであることがとても重要になるのでは。」

大企業を退職し、起業することへの金銭的不安について


「何かを選ぶことはリスクを取ることだ。選択しないまま、5年後10年後経った時のことを考えることが意思決定の中で重要になる。選択しないリスクを考えることができる。」
「不安なのは、具体的でないからだと思う。たとえば1カ月どれくらいの予算があれば生きていけるか具体的に算出すると不安はなくなってくる。」

自分をプロデュースするのは自分のみ

「そこにいるだけであなたは尊いのだけれど、世の中の空気を読んだり他人と比較したりして自己肯定感が低い女性が多い気がする」「ライフラインチャートなどを書いて自分自身を客観的に見直すことで、自己肯定感を高めることができるかも。」
「仲間がいることが重要。エクスターナルメンターでもいい。社外でも社内でもいい。
相談する人がいて、ひとりひとりが素敵な人生を歩めるといい。」

■ワークショップ 「体」(健康と女性のカラダ)

ハフィントンポストで、ご自身の生理痛が重いことについて上司に相談されたブログをポストされている井土氏。
http://www.huffingtonpost.jp/arisa-ido/talking_to_my_boss_about_my_period_pain__b_14892362.html

相談ののちに、生理の日はリモートワーク、もしくは別の部屋でワークして良いという提案があったそうです。そののち、会社規模の話になり、生理休暇が有給となったそうです。ご自身の経験を通して体についてお話いただけました。

【登壇者】

HUFFPOST
・井土亜梨沙 氏
http://www.huffingtonpost.jp/arisa-ido/

 

生理は世界規模でタブー

THINXの事例を通して。
「THINXの広告は、アメリカの交通局が公共の場でPERIODSという言葉を出さないでほしいと断られた(それに対して批判が殺到し、結局広告は載ることになった)。個人の生理の話だと思っていたが、世界規模でタブ―だった」

オープンになるということ

「生理痛は我慢するのが文化という考え方がある。けれども、誰にも話さず我慢するとずっと我慢し続けることになる。」
「ほかの人に話すことで、”お医者さんに行ったほうがいいのでは?等アドバイスを
得ることができる」
「オープンになることはその問題を解決に導けるということ。そう考えLadies Be Openを立ち上げた。」
「女性活躍、ダイバーシティ。これらの先には、個々の違いを認めていく社会が必要。それが働きやすさにつながるのでは。」

ワークショップ

生理に対して企業、チームに対して望むサポートは何か?というテーマで各テーブルに分かれてワークショップを行いました。活発に意見交換がされ、最後の発表では以下のような意見が出ました。

・システムを整備する。生理休暇はあるが取りづらいので、男女平等に体調不良休暇を月2回まで
取れるようにしてはどうか?
・生理など話す状況が創造できていない。Be openがなかなか難しい。アフターファイブの1時間を
会社が提供するとか、15時のおやつ休憩を取るとか、会社が話をする機会を作るのはどうか?
・上司と1対1で相談できる場(相談窓口)を作る。自分からは言いだしづらいが、会社として場があれば
言いやすい。
・生理用品を会社で提供するのはどうか?

■パネルディスカッション2「心」(結婚・家族)

前半のパネルディスカッションはパネラーが全員女性でしたが、今回は対照的に全員男性です。結婚、育児といったライフイベントを男性目線で様々なお話が伺えました。以下に印象的だったトピックをご紹介いたします。

【登壇者】

株式会社コメ兵 執行役員 マーケティング統括部長 兼 IT事業部長
・藤原 義昭氏
株式会社クリエイターズマッチ 取締役副社長
・岡村 佳浩氏
ワークスアプリケーションズ
・柳下 拓也氏
(ファシリテーター)
Manma 代表
・新居 日南恵氏

夫婦の家事のバランス、生活について

 

「とにかくコミュニケーションを取ることが大切。」
「精神面においても完璧を求めない。自分が未熟であることを、負と思わないようにする。」
「つらかったとき相手に伝える。解決につながらないかもしれないが、相手が知ることで何かしら変わることがある。」

「3つ重要だと思う。
1, 相手に求めすぎない
2,完璧を求めない
3,無理やりでも思いやる

1, 相手に求めすぎないというのは、共働きだと家事や育児を完璧にするのは難しい。相手に求めるのではなく、お金を払って外注するなど検討するといいのでは。
2,完璧を求めないというのは、例えば食器をピカピカになるまでやってくれと求めても、お互いのためにならない。
3, 無理やりでもお土産を買っていくなど思いやる。結果相手に喜ばれなくてもいい。自己満足でよい。やらないよりやったほうがいい。」
「つらかったら実家を頼る。」
「やらないことをしっかり決めていく必要がある。折を見て子供にも習い事など取捨選択させることが必要。」

パートナー選びについて

「完璧を求めない」
「ひろく一般共通の解はない。ただ、言えるのはお互いを信頼しているかは大切。」
「信頼は出会ったときからあるものではないと思う。結婚生活10年を経て信頼が築かれた」
「最初から信頼があったわけではない。相性はあったかもしれない。」

産休を取ったら職場に戻ってきてほしい

「会社は1年ですごく変わるだろうけど、戻ってきてほしい。」
「復職するときは、アルバイトみたいに1カ月試運転する期間をもったらどうだろうか?
自信が復活すると思う。会社にそういう相談をしてみるといいのでは。」
「自分から相談するのは、とても勇気のいることではありますが、勇気をもって一歩進んでみるのは
重要かもしれない。」

女性だけで、ではなく男性も一緒にどうしたらより働きやすくなる?

「自分は変わることはできるが、相手を変えることはできない。いくつになっても
自分は相手を思いやって自分を変えていけると考えていく。」
「テクニック的な話になるが、褒めてほしい。」
「まずは、相手の作業を自分でやってみるのが重要。自分が知らないことは、褒めることも大変だし気づくこともできない。」

イベント後記

今回のイベントでも、参加者の方からはたくさんの嬉しいお声を頂きました。

男性も参加できたり、男性パネラーの話を聞けたのがすごく良かった。

特にキャリアセッションがそれぞれの人生を一気に学べてすごく面白かったです。スタッフのみなさんがこのイベントを前向きに作り上げられていてイベントに対する愛情を感じました。赤ちゃんにも優しく、細部までの思いやりを感じました。また絶対に次も参加させてください!

次回のイベントも企画が始まっております。今後のWITI Japanに、こうご期待くださいませ!

■共感・協賛企業さま

日本マイクロソフト株式会社
日本アイ・ビー・エム株式会社
キリン株式会社
株式会社コメ兵